冬茶

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 1月の9日から台湾へ茶葉と茶器の仕入れに行ってきました。バタバタしていてオンラインショップ用の写真がまだ手が着いていない状態で、商品の紹介ができていません。ブログも気がつけば2ヶ月ぶり、フェイスブックには日常のお知らせをアップしていますが・・・。

 今年の冬茶の出来具合は標高に関わらず天候の影響で大分ばらつきがありましたが、在庫もわりとあるので品切れだったジャスミン茶と翠玉茶、白毫茶、原生烏龍、冬茶は包種茶、烏龍茶、梨山茶を仕入れてきました。
 

 いつもどおりどの茶葉もお勧めですが、包種茶の出来はよかった。あとは原生烏龍茶、このお茶は自生している茶樹から穫った茶葉で、ウンカが付いた蜜香がすばらしく今までに味わったことの無い香りと味わい。

 

 なんとか苦手な写真を撮ってオンラインショップで紹介して行きますので暫くお待ち下さい。電話での問い合わせはいつでもどうぞ、お気軽にご相談下さい。携帯電話の方がつながりやすいので 090-8528-3518 までご連絡下さい。

年末年始の営業のおしらせ

 年末年始は1月7日まで営業(臨時)しています。8日〜台湾茶&茶器の仕入れの為、臨時休業とさせていただきます。

 

 お隣の向井酒造では今年もすばらしい新酒がしぼられています。今年の忘年会はしぼりたての生原酒・にごり酒・間人のこっぺ蟹・伊根の鮪・下野伸治さんの生ハム・靑竈の金萱茶・他で始まり、太穴子のしゃぶしゃぶ・カワハギとナガハギの刺身・靑竈のもんどりで捕れた蛸の刺身と蛸ブツ・マエソのさつま揚げ・キジハタとガシラの煮付け・土佐和牛あかうしのホルモン・霧社の青茶・碁石茶(7年陳茶)・今年贔屓にしていただいたお客様&友人たちを交えてそのまま三日間・・・。


 皆様よいお年をお迎え下さい。2014年も靑竈を宜しくおねがいします!

 

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冬支度

20131119_101341.jpg 伊根の秋も涼しさを越えてきました。冬支度にホットカーペットと敷物を出して、座布団を変えました。あとは手あぶり火鉢が三つ。伊根に移転してから秋〜春で使っていた敷物ですが、傷みが目立つようになってしまい変えることにしました。

 たくさんの方々に使っていただきました。お茶やお酒が染み入ることはあるでしょうが、踏んで座って寝転んでと様々(散々)に扱っていましたのでもう限界でしょうか。

 

 この敷物は古い大島紬の着物を再利用したもので中には薄く綿が入れてあります。靑竈に来ていただいたお客様で、大島紬をご存知の方がいらして「これは大島紬ですよね」「はい、そうです」「これは踏めません」「どうぞ、お上がり下さい」「でも・・・」「気にせずにどうぞ」とやりとりをした思い出もあります。

 

 今月中には他の敷物に交換しますがそれまでは使ってみたいと出してみました。泥染の平織りの絹布は肌触りも気持ちよく、座っているとしっとりと体をあたためてくれます。もうしばらくの間ですが、大島紬の敷物で台湾茶をお楽しみ下さい。

本物

 阿里山は良質なお茶の産地としては特に有名ですが、阿里山茶については台湾でも、産地偽装があたりまえ?という話をよく耳にする。他産地、他国産のお茶が混ざっていたり着色、着香物が加えられていて・・・中身の多くはベトナム産や中国産の烏龍茶だそうです。有名であることで実際の生産量より多い販売につながっていると聞きます。

 最近では数種の植物のDNAを混ぜたインクで印刷されたラベルがお茶の化粧箱に張ってあり、本物の阿里山茶かどうかを見分けることが出来るらしい。

 

 最近では靑竈でも扱っている梨山や大禹嶺産のお茶も大量に市場に出回っていて、前回台湾に行った時に某所で試飲をしましたが、確かにおいしいし、梨山特有の香りもするし、値段も半端ではない。数種類を試飲したかったのだけれども購入力がないと思ったのか、購入意思がないと気づかれたのか一種類のみに。靑竈の大禹嶺茶と比べると味も香りも濃くしっかりしてはいるけど、透き通った感じが薄い印象。はっきりとしているのはそこで売られていたお茶は何時、誰が、何処で何を混ぜて作ったのかは解からないということ。

 

 お茶に限らずお酒も水増しの歴史は深い。近代では「灘の酒」や大手酒造での桶買いも同じで、中身はやはり何時か、誰かが、何処かで作った物のブレンドで、お茶に関しては日本でも、中国の残留農薬や台湾の偽装には負けず劣らずの状況。中身の原価は1.3円以下ともいわれるペットボトル茶も、お茶の産地や表示や、非表示も、残留物の情報公開も問題の氷山の一角でしかない。

 

 お茶の出来具合は天候に左右され、有名農園や茶師が毎年いいお茶を生産できるとは限らない。天・地・人の妙を知らずにブランド名でお茶を購入してしまう偏りが多いことも、偽装&水増しの原因を作っているひとつでしょうか。

 

冬片.jpg      ◆ 大禹嶺高冷茶−冬片(2013)

 

※追記 靑竈に来ていただいたお客さんに本物が在るだけでも?嬉しいと喜ばれたので、なにか明るい話題をと書き始めたブログ記事、暗くなってしまいました。

秋のお茶菓子

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 先日千葉県の富津から落花生が届きました。すぐにお湯を沸かして茹で落花生を作りました。30分茹でた後お湯をひたひたまで減らして、土佐の山塩小僧を加え浸透圧で塩味を付けました。茹でたての落花生は好物です。お昼に味見をしたら手が止まりません、ひとつひとつの出来と味の違いを楽しみながらどんぶり二杯も食べてしまいました。殻の状態から中はわかりません。大きめのやつを開けてみると空っぽだったり、まだ若く小さな白い状態で半透明なゼリーの様なものの中に入っていたりと、開けてみる楽しみと味わいの違いがやめられないとまらない。

 落花生はマメ科ラッカセイ属の一年草で別名はナンキンマメ、地豆、唐人豆などで中国語は花生、福建語は土豆。南米のアンデス山脈麓原産でペルーのリマの遺跡から紀元前850年の種子が見つかっています。

 靑竈で茶葉を販売させていただいている台湾の農家でも落花生を作っていて、茶葉と一緒に炒った落花生を時々、靑竈のお茶菓子としてお出ししています。台湾でもドライフルーツやカボチャ、西瓜の種と同様にによく見かけるお茶の供です。

 落花生はカルシウム・ビタミンE・ビタミンB1・オレイン酸・リノール酸などが含まれていて抗酸化作用&美肌効果、ダイエット、冷え性にも効果があるとか。お茶とは相性が好いのも納得です。

 

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