1年間に数個しか売れない小さな茶壺が、なんと2日続けて売れました。内容量が40㎖で、茶葉1g以上は入らない茶壺。
ご来店いただいたのは綾部に滞在されているイギリスの方で、紅茶と茶壺をお探しの父娘。
茶器は色々な茶葉を飲むのであれば、便利なポット(前回の記事参照)もありますとお見せしたところ、トラディショナルな物が好いと、朱泥の茶壺の中から一番小さい物を娘さんが選ばれました。
久しぶりの英語での応答のせいではありませんが(笑)、最初は大人用の茶壺を娘さんが選んでいるのだと思っていましたが、こちらの勘違いで、最初から娘さん用の茶壺をお探しでした。
う〜ん、小学生低学年(多分)でマイ茶壺を持っているなんて、羨ましいー。
紅茶は青心烏龍、金萱、翠玉の中から翠玉をお買い上げいただきました。綾部で、茶葉を買うなら靑竈が良いと聞いて来たとのこと、嬉しい限りです。
小さな茶壺には茶葉1gを入れて、30秒・1分・1分45秒・3分・5分・moreの順で抽出してみて下さい、とアドバイスさせていただきましたが、イギリスと言えば紅茶の本場ですね。
続いては舞鶴からお越しのご夫人で、以前飲んだジャスミン茶がとても美味しかったのでと、再訪していただいたお客様。
茶葉はジャスミン茶、烏龍茶、白毫茶(東方美人)を1gずつと、同じく小さな茶壺をお買い上げいただきました。
天秤ばかりで、久しぶりに1gの茶葉を量りました。
靑竈で売っていてなんですが、1gの茶葉でお客様にお茶を淹れたり、自分用に淹れたりすることはよくありますが、茶葉1gの購入は未経験です。
ストイック(ストア学派の幸福論)でもなく、逆にぜいたくでもなく、ちょっとかわいい。
茶壺(40㎖)‥‥ 600円