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年始のお客様

 2016年初めてのブログになります。遅くなってしまいましたが、今年もよろしくお願いたします。

 

 今年は例年と比べて寒さがゆるく、このまま暖房無しで過ごせそうです。とはいっても手は冷たいというより痛いほど冷えきった部屋で普段を過ごしております。舟やの2階は石油ストーブ、1階の茶室はホットカーペットがありますが、今期は膝掛けも新調しました。舟やでお茶を楽しみたいお客様で、寒いとご存知の方は暖かい服装で来ていただけて、膝掛け持参の方もいらっしゃいます。冬の靑竈は寒い!ということで、出来るだけ暖かい服装でご来店下さい。

 

 お茶は身体を冷やすといいますが、特に指先などの末端神経が冷える感じがするので、出来るだけ暖かい環境で飲むことをお勧めします。知り合いの治療関係者によると、寒(身体を冷やす)の指数をコーヒーが−3だとすると、靑竈のお茶は−1になるそうです。

 日常的にお茶を飲むことで冷え性が改善されることもあるようですが、私が実感出来たのは靑竈を始めて5年ほど経ってからになります。

 あー最近身体がぽかぽかして気持ちいいなーと、ある時気づいてからずっと温かい感じは続いています。

 

 さて、今回は今年初めてのお客さんの話です。1月3日に家族6人でご来店いただきました。以前京都市内で靑竈をやっていた時にご来店いただき、何度か茶葉も購入していただいたことがある方で、実は靑竈で使っている椅子のひとつは、その方から譲っていただいた物です。

 

 8年ぶりに再会した椅子を懐かしく喜んでいただきました。彼女の部屋で長年使われていたその椅子には、息子さんが座ってお茶を飲まれました。息子さんはその椅子に座るのは初めてとのこと。年明けから素敵な光景に立ち会えていい感じでした。

 

 あじがあるを通り越した感じの椅子ですが、他の椅子同様、大切に使っていければよいかなぁ。

 靑竈の椅子にはそれぞれの物語がありますが、なかなかまだ話しにくい物語もあります。それも含めて座ってお茶を楽しんでみてください。

 

 写真は1月4日の朝、伊根浦漁港の様子。

 

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