前回のブログから、なんと三ヶ月も経ってしまいました。深刻な水問題に直面して他のことが手つかずでしたが、最近は靑竈の水問題も少しだけ落ち着いてきました。
春から色々あったし、台湾への茶葉の仕入れも無事に終えたし、あ〜ブログのネタは溜まっているのですが、まずは最近の出来事から。
先日水汲みに行ってきました。まずは近所の妙円寺から少し海に向かったところの「蓮華水」から始まった水汲み。当日はよい天気で、車の中は窓を開けて走らないと暑いほどの気温でしたが、なんと電動の車窓が故障で開かないハプニング!でもしばらくして何故か解決して、初夏の風を味わいながらのドライブになりました。
次に向かったのは成相寺。途中で鯉が泳いでる池に注がれている水を汲んで、その先にあるお地蔵さん群のところの山水を飲んで、車で上れるのか?と思うほどの坂を上がって成相寺へ。本堂に向かって左手の龍の口から出ている「観音水」をいただきました。
次に向かったのは持ち帰りの手打ちうどんを売っている「hedi(へじ)屋」さん。うどんを汲んだ水で茹でて食べる予定でカセットコンロやざる、器など持って行きましたが、残念ながらうどん屋さんは臨時休業。一字観公園近くの「長命いっぷく水」を汲んで次へと向かいました。
網野町の「切畑の清水」を汲んで、久美浜町から但東町へと続く山道の途中を尉ヶ畑(じょうがはた)地区の奥山に流れる「奥山の清水」をいただきました。最後は与謝野町の出雲大社巌分詞(後藤神社)の「白雲の宮御神水」をいただいて、靑竈へと戻りました。
朝の八時に出発した水汲みでしたが、途中で少しゆっくりしたので、戻って来たのは六時過ぎ。一休みしてから汲んで来た水と前日に汲んで来た真名井神社の御水も含めて湯を沸かしお茶の試飲をしてみました。
それぞれのお水は採取地で飲んでみましたが、飲んで一番美味しいと感じたのは「奥山の清水」で、この水はお茶に合わないとの予想でした。旨味をそれほど感じなかった「切畑の清水」と「白雲の宮御神水」が香りが立つかもとの予想でした。
香りが引き立った(好きな)順位は「切畑の清水」、「白雲の宮御神水」、真名井の水、鯉の池の水、「蓮華水」、「長命いっぷく水」、「観音水」、「奥山の清水」の順でした。
最近よく使っている「長命いっぷく水」ですが、このお水は一週間以上寝かかせると乳香などの甘い香りが引き立ちますが、香りが立ってくるのは遅めで、香りの余韻が長く続きます。他のお水もしばらく寝かせたら変化するのでしょうが、そのお話はまた今度。
水汲みの長い一日に付き合っていただいた、橋さんと車に感謝!