梅の花が咲いた伊根に、ほろ苦い香りが春の食欲をそそりはじめました。丹後の山奥からはふきのとうの季節をいただいています。これから山菜が次々に芽吹いてきますが、灰汁があるので摂り過ぎないように灰汁抜きしていただきます。
蕗はバラ科フキ属の多年草で、平安時代には栽培がされていて、その時代の書物にも記録があるそうです。
冷凍保存用にさっと湯がいたり、蕗味噌を作ったりしますが、灰汁の取り加減が難しいかな。蕗味噌は黒豆で作った自家製の三年熟成味噌を使って作りました。
先日、初物のふきのとうで蕗味噌を作って烏龍茶のお茶請けにしてみましたが、蕗味噌を食べてからお茶を口に含むと、蕗の苦みが口に広がってその後もなかなか消えません。お茶と蕗味噌は合わないけど、お茶とお酒と蕗味噌はいけます!お試しください。