12月2日は朝から天気予報の予想どうり冷え込んで初雪。久しぶりに靑竈を休業して温泉に行ってきました。
雪の降る伊根のバス停で10時30の丹海バスを待っているとなんと、やって来たバスが減速せずにバス停を素通りして走り去って行きました。次のバスは2時間後、慌てて丹海バスに電話して状況を伝えると、小型マイクロバスが10分後に到着。貸し切り状態でリクライニングできる快適バスでしばらく走ると、先ほど通り過ぎて行ったバスが待っていました。残念ながらバスを乗り換えて宇川温泉に向かいました。
冬でも穏やかな伊根湾とは違い、日本海は荒れていて、遠くからでも大きな波しぶきが上がっているのが見えます。Xバンドレーダーの設置で建設工事中の米軍基地を通り過ぎて、バスは終着の宇川温泉へと向かいます。
伊根から宇川温泉まではバスで1時間、料金は嬉しい200円。温泉ではご年配の地元の方々が入浴中。サウナでの会話を聞いていると、米軍の基地建設工事が始まってからの基地関係者による交通事故が数件、警察に届けられていないとか、基地の大型発電機の騒音で寝れないので夜中に眠剤を飲んだのでまだ眠たいとか、防衛局の方々が夕方温泉には入りに来るけど基地の話題になると逃去っていくとか・・・。地元住民の十分な理解を得ないで進められている基地建設には不安になる話も多いようです。
ご年配の方は病気の話題にも事欠きません。この日は毎日飲む薬の話、バネ指の話やポリープの切除の話もでていました。ある男性(60代後半か?)が「まだまだ元気でいないと、アフリカにも行っていないしなぁ」と話しているのを聞いて、まだ見ていない世界はたくさん在って、見たことも聞いたこともない世界の到来は待っているだけではやはりこないし、「アフリカにも行ってみたいなぁ、アフリカのお茶ももっと飲んでみたいし・・・」と近所でデトックスしながら遠いアフリカを思いました。
活力の充填とデトックス(化学物質や汚染物質の排出)が目的で、時々サウナを活用しています。汗と共に身体に必要な要素も排出されるので、発汗後に質の良いビタミンやミネラル、油などを補給することも大事だそうです。車のオイル交換の様に汚れた物を出してからきれいな物を入れる感じでしょうか。
お茶を飲んでいると浮世離れした気分になれますが、美味しいお茶を淹れて、忙しい日常や浮き世を少しばかり離れてみるのも悪くはありませんね。
お風呂でゆっくり過ごした帰りに宇川温泉の売店で干物(柿・大根・鷹の爪)を購入しました。